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OniGO通信

これから妊娠を考えている人や、2人目、3人目を検討している人も、一度は産み分けについて考えたことがあるのではないでしょうか?

女の子がいいな、男の子がいいなと想像するのは自由ですから、効果があると言われている産み分け方法を試したことがある人もいるかもしれませんね。

今回は、本当に産み分けって効果あるの?という疑問や、海外での産み分け事情についても調査してみました。

産み分けってなに?




男女産み分けは、古来から多くの文化や伝承で語られてきた性別選定の一つの方法。

産み分けをすることにより、望んだ性別の子どもを産むことができるという考え方で、さまざまな方法やテクニックが存在します。

しかし、現在でも産み分けに対する科学的、医学的な根拠や有効性については専門家の間でも意見が分かれています。

性別はどうやって決まる?




そもそも性別はいつ、どうやって決まるのでしょうか。

性別は、受精した時点の卵子と精子が持つ性染色体で決まり、変わることはありません。

女性の性染色体は、X染色体とX染色体。

男性の性染色体は、X染色体とY染色体という組み合わせです。

卵子はX染色体しか持っていなく、精子はX、Y両方を持っていますが、卵子までたどり着いたどちらかが、生まれてくる子どもの性別となります。

実はX、Y染色体は少し性質が異なるため、これを利用してさまざまな産み分け方法が提唱されているのです。

どんな方法があるの?




いろいろな産み分け方法が提唱されていますが、信ぴょう性がありそうなものから、本当に?と思わず疑いたくなるものも。

どの方法も100%はありませんが、「できたら希望の性別だといいな」という場合に試す価値はあるかもしれませんね。


⚫︎タイミング法(シェトルズ法)

よく知られている産み分け方法に、排卵日当日に性行為を行うと男の子、排卵日の2、3日前だと女の子の確率が高くなるというタイミング法があります。

精子の寿命は1〜3日程度、卵子はたった1日。

そのため、排卵が起こったその日に精子がスタンバイしていれば、妊娠する可能性が高くなることになります。

通常、女性の膣内は雑菌を排除するために酸性に保たれていますが、排卵日が近づくと、アルカリ性になっていきます。

精子のY染色体(男性になる遺伝子)は酸性に弱いために普段は妊娠の可能性が低く、膣内に入っても1日程度で活動が止まってしまいます。

そのため、膣内がアルカリ性になっている排卵日当日に性行為を行えば男の子が生まれる確率が高いというわけです。

一方、精子のX染色体(女性になる遺伝子)は酸性に強く、3日程度生き残ります。

そのため、排卵日の2〜3日前に性行為を行うことで、生き残ったX染色体が受精しやすいため、女の子が生まれる確率が高いと言われているのです。


⚫︎パーコール法

クリニックで人工授精をする際に行なっているところもあるパーコール法。

事前にX染色体とY染色体を選別し、希望する性別の精子を使うことで産み分けを行う方法です。

X染色体がY染色体より重いことを利用し、採取した精子を遠心分離機にかけて、重さの違いによって選別し、産み分けを行います。


⚫︎産み分けゼリー

膣内のpHをコントロールするための産み分けゼリーというものが売られています。

一般的にはピンクゼリー、グリーンゼリーとして売られており、ピンクは女の子を妊娠しやすいよう膣内を酸性に、グリーンは男の子を妊娠しやすいようアルカリ性に保つもので、性交の前に膣内に挿入します。

希望した性別の性染色体の活動は妨げませんが、もう一方の性染色体を弱めてしまうので、妊娠する可能性自体は下がります。

そのため、不妊治療中の方や妊娠しにくい方にはおすすめしません。


⚫︎着床前診断

人工授精させた受精卵の遺伝子検査を行い、染色体異常の可能性が低い受精卵のみを子宮に戻す方法。

他の産み分け方法は医学的証明はされていない上に60%程度の成功率なのに対し、着床前診断は医学的な根拠もあり、成功率99%!

しかし、日本において着床前診断による男女の産み分けは禁止されており、対象となるのは過去2度以上の流産があった夫婦などいくつかの条件もあるため、着床前診断で産み分けをするのは現実的ではないようです。

一方、アメリカではすべての州で着床前診断による産み分けをすることは禁じられておらず、もしも本当に希望した性別しか産みたくないという強い希望があれば、アメリカで処置を受けることを視野に入れてもいいかもしれません。

そのほか食事や占いなども⁉︎




ここまでは信ぴょう性のあるものや実際に行われている医療行為についてご紹介してきましたが、中には「たまたまじゃないの?」と思ってしまう産み分け方法も。


⚫︎サプリで産み分け⁉︎

男の子を希望する場合は「リン酸カルシウム」のサプリ、女の子を希望する場合は「クランベリーサプリ」を飲むといいという方法も。

実際にクリニックでリン酸カルシウムが処方されることもあるそうです。

妊娠を希望する2ヶ月ほど前から毎日摂取すると、希望の性別が生まれやすくなるそうですが、医学的な根拠はないため、お守り的な気持ちで飲んでおくのがいいかもしれません。


⚫︎出生統計から占う!

「中国式カレンダー」「ブラジル式カレンダー」という名前を聞いたことがある人も多いのでは?

各国の出生統計をもとに算出したものを表にまとめたものなのですが、なんと中国式カレンダーは約700年前の中国で、科学者が中国王朝の宮中内で出生した男女の記録を統計学的に計算して、作成したものなのだとか。

人種により当たる確率は異なると言われており、アジア人は比較的中国式カレンダーの方が当たりやすいとされていますが、これらも医学的な根拠はないため、占い感覚で楽しむに留めておくのが良さそうです。

どっちでも可愛い!結局確率は1/2




色々な産み分け方法を紹介しましたが、試せるものは試した、でも希望とは違った!という声もあり、結局、どちらの性別になるかは1/2の確率。

みなさん「できたら女の子がいいな」「次は男の子かな」などぼんやりイメージを持つこともあると思いますが、自分の子として生まれてきたらどちらでもかわいいもの!

産み分けに挑戦して、希望と違った場合でも、それだけあなたたちの元へやってきたかったのかもしれないと思うと、愛おしさもひとしおですよね。

確実にどちらかを産み分けることは難しいですし、なにより無事に生まれてきてくれるのが一番大事なことなのではないでしょうか。

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